2006-11-17 :-)
_ ゲームミュージックはプレイしたゲームの音楽を聴いてこそ面白いと思うんだ
だからこそ FF 6 のサントラを聴いて泣いたり、ドラクエ 3 「 勇者の挑戦 」を聴いて泣いたりするンダ。
_ 道をひらく
読み終わり。
かなり有名らしいのだけどまだ読んだことが無かったので読んでみた。\
あきらめろ言うのではない。いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。自分だけしか歩めない大事な道ではないか。自分だけに与えられているかけがいのないこの道ではないか。( p.11 )
最初の文章。
泣いた。
電車の中で読んでたんだが、泣いた。
上記の他にもたくさん心に響く文章がある。
人間としての生き方、日本人としての生き方。
技術者だけでなく日本人すべてに通じる。
著者による前書きは昭和 43 年 5 月とある。だいぶ古い本だ。しかしいま読んでもまったく色褪せない。人間はどこへ行くのか、日本という国はどこへ行くのか。むしろ揺れ動く現代といういまこそ読むべきではないか。
これは三輪的バイブルに決定。
4569534074
_ 続 道をひらく
読み終わり。
勢い余って買ってみた。
12 ヶ月のひと月ごとの短文集。
1 冊目に比べると多少抽象的な文が多いか。
著者による前書きは昭和 52 年 12 月。1977 年 12 月。いまさら気づいたんだが三輪が生まれた年である、生まれた月である( 三輪は 1977 年 12 月 22 日生まれ )。
若き人びとよ。つくりあげられた今までの世紀のなかで、あなたがたは育ってきたけれど、こんどはあなたとあなたがたのこどものための世紀を、みずからの手で作りあげなければならない時がきているのである。( p.263 )
4569513182
_ 読書感想は読み終えてすぐに書く
読み終えてから時間をあけるとなかなか書く気にならない。
たとえば「 火事場プロジェクトの法則 」「 アート・オブ・プロジェクトマネジメント 」は読み終えてすぐに感想を書かなかったのだが、実際に感想を書いたときは読み終えてからかなり間があいてしまった。たぶんひと月ぐらいあいた。[2006-10-29] [2006-10-29]。
まさに【あとで読む】メソッドが炸裂してしまったわけだ。
_ Embedded Technology 2006
2 日目。
白いな....。
セミナーは午後からなので午前中は展示会を見てみた。
NECにおけるパーソナルロボットの研究開発 〜パーソナルロボットPaPeRoやCG PaPeRoで目指す、人にやさしいインタフェース〜
藤田善弘( 日本電気(株) )
- UI の歴史
- パンチカード → CUI → GUI → ロボット型( 外部との入出力、ケータイのバイブレーションとか )
- ロボット作り始め( 1997 )
- 技術者のみで作るとロクな物が出来ないだろう → NEC デザインのひとと協力した
- PaPeRo 初号機
- ロボット本体にはセンサーだけ搭載
- 画像認識、音声認識はリモートブレイン PC が処理する( リモートの計算機 )
- 通信
- 映像と音声は UHF
- 制御は無線シリアル
- 本体とリモート PC があるので持ち運びが不便
- PaPeRo ( 2001 )
- スタンドアローンで動作させるようにした( 持ち運べる )
- ノート PC の部品を使った
- ノイズキャンセラ ← 音声以外の雑音を除去
- エコーキャンセラ ← ロボット本体が出す音をロボットに入力させない
- PaPeRo はここ
- お笑いロボット 「パペじろう」
- ぜんじろうと漫才する ← デモ映像を見せてもらったが普通に笑えた、PaPeRo すげー
ソフトウエアものづくり論
- 浅見直樹( 日経BP社 )
- 杉村領一 ( エスティーモ(株) )
- 小泉忍( (株)日立製作所 )
- 村山浩之( (株)デンソー )
- ET2004 では組み込み Linux を含んだ組み込みプラットフォーム
- ET2005 では Cell の開発者たちを呼んだ
杉村領一
ケータイ開発。
- ボトムアップ
- 設計は上から下りない
- アーキテクトなんぞ居ない、しかしそれなりに作りこんである、探せば「 けっこういいじゃん 」というものは多い
- もはや業界各社協力しないとケータイ開発は破綻する
小泉忍
デジタル家電全体。
- 20 人を超えるプロジェクトではマネージメントが重要、マネージメントに失敗するとプロジェクトも失敗する
- 生きたソフトは開発者、開発組織に支えられている
- 保証、保守が無いソフトは製品開発に使えない
- 半導体のムーアの法則に釣られてソフトの規模も大きくなる
- 体積一定、でもメモリが増える → じゃあソフトもっと載せちゃえ
総じて
- デジタル家電も車ももはや 1 社だけでは作れない
- 車のエンジンはクローズド、アプリケーションはオープンになるんじゃないか( 村山 )
- 「 業界標準化だと? 余計なお世話だ 」と言う技術者は居るかもしれん、むしろ若いころは言っていた( 村山 )
- 他の技術者たちの目標となるようなスーパーエンジニアを育てる( 杉村 )
- オフショア開発だろうと社内開発だろうと作ったあとフォロー出来ないと製品にならん
次の世代の技術者を育てる
- 理工系離れな昨今
- どうする?
- 物の仕組みを考える発想をするようなひとを育てる
- 仕事のモチベーションを高める
- 仕事に喜びを感じるようにする
- もっと専門を作る
- 現場のひとは自分がプログラマなのかテスターなのかマネージャなのか自分で分からない
_ 来ないメール
Remember The Milk からのリマインダで埋まる我がケータイの受信ボックス。
_ おやつ
レピドールのマドレーヌ。