2005-01-20
_ 三銃士( 上 ) ( 下 )
読み終わり。
三銃士というとはるか昔の NHK アニメ三銃士 くらいしか知らない。でも放映してたのは 20 年くらい前で全然覚えてない。唯一覚えてるのは「 最終回 *だけ* を見逃したこと 」のみである。
それはそれとして。
舞台
メインはフランスのパリ。
ダルタニャンがバッキンガム公爵に会いに行ったときにイギリスに入った。
メインキャラクター
ダルタニャン、アトス、アラミス、ポルトス、ミレディ、枢機官、コンスタンス( ボナシュウ夫人 )、フランス国王、バッキンガム公爵。
アニメにあった鉄仮面は出てこなかった。それに鉄仮面の正体は誰だったかさっぱり覚えてないし。
おはなし
ダルタニャン、三銃士 vs ミレディという対決が話の軸。
でもフランスとイギリスとの戦争のときにダルタニャンは昇進して銃士隊に入る。じつは四銃士。
ミレディ( 作品のなかでは 悪魔、魔女、サタンに魂を売った、などと書かれている )の企てた悪業を三銃士がさくさくっと解決! 捕らわれたコンスタンス( ダルタニャンの恋人 )を危機から救出してミレディを退治してナイスエンド!
などという冒険活劇かと先入観をもっていたのだけど全然違う。
悲劇だ。
長い間行方不明であり全然会えなかったコンスタンスの居所が判明してようやっと会えようかとしたときにすでにミレディがコンスタンスに接触していた。危機を案じたダルタニャンたちはコンスタンスのもとに急行するが間に合わなくてコンスタンスはミレディに毒殺される。
「 コンスタンス! コンスタンス!」ダルタニャンは声をしぼって叫んだ。
ボナシュウ夫人の口から溜息が洩れてダルタニャンの唇をそっとかすめる。これが、あんなに純真で愛らしかった女の、天へ昇って行く魂であったのだ。
ダルタニャンの抱いているのは、もう亡骸にすぎなかった。
ひどい話よのぅ。
そしてとうとうミレディを捕らえる。
「 ダルタニャン、貴公はこの女にどういう刑を求めるか? 」
「 死刑 」
「 ウィンテル卿、あなたはこの女にどの刑を求めますか 」
「 死刑 」
「 ポルトス、アラミス両氏。さすずめ、あなた方は判事だが、この女にどういう刑を与えられるか? 」
「 死刑 」
みんな死刑を求刑。
ミレディを処刑し長きにわたる因縁に決着。
そしてダルタニャンは銃士隊副隊長に任命される。しかし他の三銃士たちはパリを去っていく。
「 こうしておれはもう友達もなくなるんだな。友達も何もかも...だたもう、苦い想い出があるばかり 」
「 貴公はまだ若い。苦い想い出も、そのうち楽しい想い出にかわる時もあるだろうよ 」
_ モンテ・クリスト伯
三銃士のあとがきを読んで知ったのだけど、作者のアレクサンドル・デュマは モンテ・クリスト伯 という作品でも有名だそうな。
モンテ・クリスト伯というと私は巌窟王でしか知らない。
モンテ・クリスト伯もチェキっす。
_ AIR 録画
あらかじめ 番組ナビゲータ で録画設定しておいたのはいいのだけど IRC で「 AIR 見るべ 」という話題があって RD 以外の機器を設定しておく必要があることを思い出した。
過去の自分の日記( 2004-08-07 )を見てあたふたあたふたと設定。
小学校のとき、運動会の入場行進で「夢冒険」を演奏したのを思い出した(笑)>アニメ三銃士