2018-08-05 :-)
_ [未来のミライ]未来のミライ
見ました。三行で言うと
- くんちゃんの成長記録
- 子育てはツラい
- ひいじいじがイケメンすぎる
くんちゃん(4歳くらい?)に妹が出来て、くんちゃんは自分がどういう立場になったのか分からず、社会(家族)からどういう役割を期待されているのかが分からず、自分の感情をどうすればよいのか分からず、ひたすら戸惑いながら、周囲のひとたちに支えられながら(あるいはそれらは昔から自宅に生えている木が見せたものなのか)、一歩ずつ社会(つまり家族)がどういうものなのかを理解しながら進んでいきます。そういう様子が描かれてます。
成長が描かれているのは子供のくんちゃんだけでなく、父親についても描かれています。母親、ミライについては明確には描かれてないですね。父親はようするに家事がまったくできず子育ても分かりません。くんちゃんが生まれたときは仕事一辺倒で、家事はまったくやらず、子育てにも感知しなかったためです。それが父親はミライが生まれる少し前のタイミングでフリーランスとなり、代わりに母親は仕事に戻ります。つまり父親が家事、子育てをすべて担うわけですがまったくできません。それが物語が進むにつれて徐々にできるようになってきます。
この作品で「成長」が描かれているのは、くんちゃんと 父親だけです。(母親も「怒りっぽくなった」という描写はありますが、それが解決した とは描かれていません。ミライは赤ん坊なので身体的に成長してますが、ただそれだけです)。
細田守監督の作品は「時をかける少女」くらいしか見たことないですが、この作品はジェンダーを扱いたいわけではないですよね?考え過ぎでしょうか。
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