2018-01-05 :-)
_ [封印されたカード][カードキャプターさくら]劇場版カードキャプターさくら「封印されたカード」リバイバル上映 舞台挨拶を見ました
@新宿ピカデリー
テレビシリーズ「クリアカード編」が放送開始されるのでその前の盛り上げ。だと思います。
舞台挨拶は丹下桜(木之本桜役)、くまいもとこ(李小狼)です。くまいもとこはたぶん初めて見た。丹下桜は 15 年ぶりくらいに見た。声が変わっていないのがこれまたすげえです。司会進行のひともどうやらテレビシリーズも劇場版(2作品)も見てるようでところどころ的確な話題を振っていました。
「封印されたカード」が上映されたのが 2000 年なので 18 年ぶりです。18 年前の作品ですが、いま見てもストーリー、作画、カメラワーク、セリフ、キャラクターの表情、息遣い、間合い、役者の演技などまったく色あせてないです。これが 2000 年に作られたものなのだから、当時から凄まじい作品なのだなあとあらためて思いました。
ストーリーのなかでは、決戦前に大道寺知世が木之本桜と李小狼の 2 人に衣装を渡す場面がありますが、あそこは、中盤に李小狼が「問題を解決するためには誰かが犠牲になるのも仕方ない(そしてその犠牲は李小狼が担う)」とフラグを立てるんですが、神がかり的な洞察力を持った大道寺知世が「この衣装を着て、必ず帰ってきてください」とフラグを折りに行きます。あの場面は何度見ても涙腺崩壊しますね。今日も周囲では鼻をすする音がそこかしらから聞こえてきました。分かる、分かるぞ。
あとはクライマックスでの「無のカード」を封印するときの一連の場面も、丹下桜と坂本真綾(無のカード役)の演技も圧巻です。クロウカードからさくらカードへ変換するときにテレビシリーズから一貫して「クロウの作りしカードよ 古き姿を捨て生まれ変われ 新たな主 さくらの名のもとに」というセリフがあるんですが、このセリフの最後「さくらの名のもとに」の声が凄まじい。テレビシリーズでは淡々と言っているんですが、本作品では、自分の大事な気持ちを犠牲にして、その覚悟を決めたうえで、大事な気持ちを無くすのは辛いし悲しいけど、ここでさくらカードに変換しないと決着が付かないことが分かっていて、そしてそれが出来るのは自分以外に居ないし自分がやるほかない。という苦しみ、悲しさ、覚悟が全て混ざった気持ちがこのたった一言に表れています。
坂本真綾(当時高校生だったらしい)の無のカードの演技も心臓にキマすね。本作品のラスボスではあるけど、あのセリフからは「無のカード」としての宿命による悲壮さが伝わってきます。