2018-01-13 :-)
_ [マジンガーZ]劇場版 マジンガーZ INFINITY を見ました
@イオンシネマ 港北ニュータウン
今日から公開です。マジンガーZは見たことがないんですがプロデューサーが金丸P(ポッピンQのひと)だったので見てきました。じゅうぶん楽しめました。
いちおうネタバレの改行
神にも悪魔にもなれる
「神にも悪魔にもなれる」というセリフは、元祖マジンガーZから続くメッセージのようです。本作品でも使われます。つまり人類が宇宙最強のロボット(マジンガーZやインフィニティ)を手に入れたときにどう振る舞うのか、という話題です。これについて、本作品ではロボットだけでなく、科学技術についてのメッセージだと受け止めることができます。戦力として宇宙最強のマジンガーZ、地球のインフラとなった光子力、人智を超えた神の力とも言えるインフィニティ。それらを人類がどう扱うのかが試されています。正解するカド です。
リサの覚悟
ありきたりですが、ラストシーンは「涙なしには語れない」です。
リサは感情を持ったアンドロイドで、且つインフィニティを操作する鍵ともいえる存在です。
劇中で語られますが、インフィニティが発動する「ゴラーゴン」により、もしかしたらあり得たかもしれない可能性の数々である宇宙が示されます。「世界線」(シュタインズゲート)です。そのうちの 1 つの宇宙として、「愛」の世界が示されます。その世界は兜甲児、弓さやか、リサが家族となり平和に暮らすという世界です。そして兜甲児は、インフィニティの力を司るリサから「(現在の)この世界は生かすに値する世界か?」と問われます。その返答は「肯定」でした。返答の選択肢としては、現在の世界のほかに、先程見せられたリサが家族となる平和な世界も含まれたでしょう。しかし兜甲児は、リサが家族となるその世界を否定し、現在の世界を肯定します。そしてリサも「同じ答えを考えていた」と言います。つまりリサ自身も兜甲児の家族となる世界を、その愛で溢れる世界を否定するわけです。もうこの時点で目から汗がダバアでした。
この場面では、アンドロイドとはいえ人類と同じ考えが出来るリサという存在が描かれます。感情を持ったアンドロイドとはいえ劇中ではまだ自分の感情と行動を処理しきれていないような描写もあるんですが、ラストのこのシーンでは完全に人類と同じ考えを持つわけです。科学技術はいずれアンドロイドに感情を持たせることができる、という希望が示されました。そして希望が示されたと同時に、感情を持つアンドロイドは人類と同じ選択をする悲しさも描かれています。
次はもっとうまくやる
Dr.ヘルを倒したあと再び平和になったときに弓さやかが記者会見で記者たちから「光子力は危険なのではないか?」「人類に光子力は扱えないのではないか?」等と問い詰められたときに弓さやか返答したのが「次はもっとうまくやる」です。科学のプロセスとして
- 仮説
- 実施
- 検証
というループがあります。その科学の仮説検証ループを踏まえてのセリフです。今回の事件により学習したので次はもっとうまくやる、ということです。ウェルナー・ロックスミス(プラネテス)と同じことを言ってます。笑ってしまった。