2006-05-11 :-)
_ 学問のすゝめ
読み終わり。
天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり。( p.11 )
著者はいわずと知れた福沢諭吉。慶応義塾の創立者。義務教育のときに名前は聞いたはずなのだが「 1 万円札のひと 」ということしか覚えてない。一般知識なさすぎなヲレ。
概要
ここでいう学問とは、本を読むだけの知識にとどまらない。料理する技術、手紙を書く技術、計算する技術などのことである。実用的な知識、技術のことである。生きる術のことである。
内容は 17 編から形成される。
- 「 学問 」の重要さ
- 日本国民の役目
- 日本国政府の役目
- 愚民のうえに愚かな政府が出来るのだ
- 演説せよ
- 人望とは信頼である
- 笑顔が重要
- 定期的に振り返り、カイゼンせよ( PDCA ですね )
といったことを書いている。
辛口
文章すべてが厳しい言葉を使っている。まさに痛烈である。
たとえばこう。
古来日本にて討死せし者多く切腹せし者多し、何( いず )れも忠臣義士とて評判は高しと雖( いえ )ども、その身を棄てたる由縁( ゆえん )を尋ぬるに、多くは両主政権を争うのに師に関係する者か、または主人のの敵討等に由って花々しく一命をなげうちたる者のみ、その形は美に似たれどもその実は世に益することなし。( p.70 )
主人のために死ぬ美学はある。しかしそれはなにも生み出さない。
このようなことを書いたおかげで当時はずいぶん世間から反感を買ったらしい。
感想
目から鱗である。
仕事の休憩中に読み進めて泣いてしまった。
読むひとによっては「 なにをいまさら 」という内容かもしれない。
しかし、私にとってはこれは感動の連続だった( 読書というのはそーいうものだ )。
このような文章を書いた福沢諭吉ならば、福沢諭吉がが作った慶応義塾に通っているひとたちはさぞかし技術に秀でたひとたちなのだろう。と思ったが、実際どうなんだろ。
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ねむい
がんば、俺もねむい
> Minky さん<br>お疲れさまです。徹夜の連続ですか ^^;<br>さて、日曜まであと 2 日! ( 土曜日も出勤 )。はりきっていきまっしょい。