2017-02-05 :-)
_ [ポッピンQ]ポッピンQ を見ました(7回目)
@渋谷TOEI
黒沙紀が最期に微笑む理由についてずっと考えていました。黒沙紀は、大切なものを失わなかった沙紀を見て安心したのではないでしょうか。
黒沙紀は「大切なものが何なのか気づかず、失っていく様を見ていくのが楽しい」と言いました。つまり黒沙紀はすでに大切なものを失っており、だからこそ同じ時間を何度も繰り返そうとしている。ポッピンQの世界では以下のように監督の暗黙の意思があると思っています。
- 自分が進むためには過去の自分と向き合い、超えなければならない(ポッピンQのテーマ)
- 過去へ戻ってはいけない(レノの誘惑)
消去法で考えると、黒沙紀が同じ時間に留まるということは、黒沙紀は上記のうちのどちらも出来なかったということになります。
そして、沙紀が「自分はダンスを楽しみたい。みんなと踊りたい」と言い募ったとき黒沙紀は気圧されていました。黒沙紀は自分が捨ててしまったダンスについて、沙紀が捨てなかったことに押され、あの時点で黒沙紀は沙紀が自分を超えていったことに気づいたのではないでしょうか。
だから黒沙紀は自分が出来なかったことを沙紀が出来たことが嬉しくて、最期に微笑んだのだと思います。
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