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ヨタの日々

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2018-10-08 :-)

_ [若おかみは小学生!]若おかみは小学生! を見ました

まったく前提知識ないけど話題になってたので見てみました。主要登場人物全員が成長し、別れ(死別等)と向き合う話です。以下ネタバレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主要登場人物(幽霊含む)たちはみな死別したり別れたりしたひとのことを想っていて、それ故に想いに囚われている。それがおっこの成長を描くとともに、キャラクターたちの中で浄化されていく。登場人物たちは自分の現実と向き合えず、苦しんでいて、ふと春の屋へやってくる。若女将として働いているおっこの尽力により、登場人物たちは現実を受け入れ、おっこもその経験により成長していく。

  • おっこは両親の死を受け入れられず
  • ウリ坊は峰子(おっこの祖父)のことを想い(だからウリ坊は成仏できない)
  • みよちゃんは妹の真月のことを想い(だからみよちゃんは成仏できない)
  • あかねは母親の死を受け入れられず
  • 水領は恋人と別れる羽目になってしまった自分の能力を受け入れられず
  • 文太は交通事故を起こしてしまいそのせいで死なせてしまった被害者家族と残された子供(おっこ)のことが懺悔できず

しかし物語が進むにつれて、現実を受け入れていく。

おっこは若女将として働き始めたが、おっこは都会から引っ越してきたばかり且つ両親も不在で、孤独だった。そこに幽霊のウリ坊やみよちゃん、妖怪(?)の鈴鬼(すずき)たちが最初は助けてくれて、孤独にならずに済んだ。ウリ坊が作中で何度か(2回か?)「みんながついている」と言う。このセリフは冒頭と最後のほうで言われる。おっことしては「みんな」とは ウリ坊、みよちゃん、鈴鬼のことだと思っていただろう。しかしたぶんそれは違う。ウリ坊は最初から最後まで「みんな」とは春の屋で一緒に働く祖父たちのことを指していただろう。おっこは独りではなく、助けてくれるひとが周りに居るのだぞ、と言っていたのだろう。

実際に物語が進み、おっこが若女将としても成長していくにつれて、友人ができていく。そうして両親以外の人間関係ができていく。両親の死と対面したときに支えてくれたのは友人(水領)であった。